1137スチレンペーパー製の胴張ゴム動力機⑪:趣味際人
以上を予備知識として、この機体の製作手順を具体的に追って見ます。
まず、アルバムの2枚に分割された製作図面をダウンロードして、それぞれをA4版にプリントします。この2枚の図面を、胴体の軸線と長さを基準にして、曲がらないように合わせ、A3版の全体図面に張り合わせます。これをコンビニのコピー機で2~3枚コピーします。
この全体図面から、胴体・主翼・尾翼などの型紙を厚紙で作ります。
型紙を使って、スチレンペーパーからそれぞれの部品を切り出します。この切抜きは、普通のカッターナイフで容易に行えます。
次に、胴体の角や主翼翼型(への字)、糊しろなどの折り曲げる部分の折れ線を、折れる内側から、ペーパーナイフや「へら」などの鈍い刃先を使って、凹ませます。
各折れ線は、折り曲げて折れ癖を付けます。定規などを使って全体を押さえると、きれいに折れ癖が付きます。
それから、各接着部分に両面テープを貼り付けます。
主翼と外翼(ウイングレット)を接着します。内翼端の下側に貼り付けた両面テープのカバーをはがし、ウイングレットを内翼の端に押し付け、「糊しろ」を内翼下側に折り曲げて、貼り付けます。ウイングレットの「糊しろ」の角度によって、概ね上反角60度くらいで接着するはずです。
水平尾翼は上面に3列の両面テープが貼ってありますが、そのうち中央のカバーをはがし、垂直尾翼の下辺の「糊しろ」を接着します。垂直尾翼が機軸にまっすぐ接着するように注意します。(上記は初期試作時の工法。垂直尾翼の下端の「糊しろ」と、水平尾翼への接着を無くし、垂直尾翼は胴体上部に挟むだけでも保つ?このときは、上記工程を飛ばして、垂直尾翼は下記の胴体上部の接着のときに、胴体にだけとり付ける。)
胴体の前部の上面を折り重ねて接着します。機首断面は台形になりますが、それが歪まないように注意してください。胴体の主・尾翼の「糊しろ」は、まだ折り曲げません。
それから、胴体を定板上に横に倒し、一方の側面を基準面として、胴体の上の継ぎ目を、主翼後縁付近から後方に向かって、テープのカバーを少しずつはがしながら、反対側の側面の上部を定板に押し付け、接着ていきます。
このとき、両側の側面の上端がずれると、胴体が捩れます。胴体の底面を睨んで、それが捩れていないことを確かめながら、上部の接着を進めます。胴体の下面の捩れの有無は、直線定規のような細い、捩れのない平板を当てると判ります。
胴体上部の接着が終わったならば、正立させ、主・尾翼の「糊しろ」を折り曲げます。「糊しろ」は、左右の段差が無く、水平になるはずですが、胴体の接着一発勝負なのでそうならないこともありますから、この段階で修正します。
水平尾翼の中央上面両側の両面テープのカバーをはがし、胴体尾部下側の「糊しろ」に接着します。水平尾翼の取り付け角が狂わないことと、ティルトしないことに注意してください。(左旋回方向の僅かなティルトは可)
主翼を、胴体の台形部分の上面と、三角部分の「糊しろ」に接着します。注意点は、上からみて胴体と直角、前から見手水平尾翼と平行になっているところです。
必要に応じて、L字型に曲げたスチレンペーパーと、アルミ材で、補強します。
胴体の機首部分と、後フック部分は、1mmバルサ1枚、またはスチレンペーパー2枚を接着して補強します。後フック(直径3mmくらいの「竹ひご」またはアルミパイプ)が通る部分は、さらに薄いアルミ板を接着して補強します。
プロペラ周りは、まず、ノーズブロックを機首の「現物あわせ」で削りだし、金属板の軸受けを接着します。プロペラは、市販品または1mm鋼鉄線のシャフトに、ビーズ玉のベアリングを入れて取り付けます。
2時間もあれば組み立てられます。2機以上同時進行で組むと、能率が上がり、量産効果があります。
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